泉ブラ歩きvol1 ~泉佐野市 さの町場~2

泉ブラ歩き続きです。

南海本線泉佐野駅でガイドの吉野さんと待ち合わせ。
とても暑い日でしたが、わくわくしながら出発進行!
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駅からすぐのところ、駅前通り商店街にある嶋崎モスリン店です。
「モスリン店」として、つまり「モスリン」の専門店として看板を掲げて
営業している店は、全国的にも珍しく、ひょっとしたら日本中で
この店だけかもしれないと吉野さんはおっしゃってました。

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ちなみに私はこのときまで「モスリン」とは何ぞやということを
知らなかったのですが、本来はインドで多く生産された
目のつんだ平織の木綿織物のことらしいのですが、
日本ではふつう「羊毛の単糸の平織物」のことををいうらしいです。
薄地で柔らかく、無地染、友禅染などに加工し、
着尺、じゅばん、はんてん、寝具、ブラウス、スカーフなどに
用いられてるらしいです。

ちなみに通りがかったときは、まだ店は開店しておらず、
シャッターがおりていたのですが、
この店には年代物のマネキンがあり、必見とのこと。
帰りがけに通るころには営業しているらしいので、
帰りにマネキンを見ることを楽しみにしながら歩みを進め、
新地通りを歩き、旧国道26号を渡り、紀州街道(孝子越え街道)を通り、
さらに浜手へと細い道を入っていきました。

そしてやってきたのが、西法寺です。
このお寺は、豪商食野(めしの)家ゆかりのお寺で、
食野家の思い入れも深く、食野家が隆盛を誇っていた頃は、
このお寺にも相当財力をつぎこんだそうです。

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このお寺には本来の門のほかに、食野家に近い方角に、
食野家専用の門として、門が造られたそうです。
ちなみに食野家は、現在の第一小学校のあたりに屋敷があったそうで、
第一小学校の校庭に「食野宅跡」の石碑があるそうです。

このほか、このお寺には、門跡(皇族で出家された方)をお迎えするために、
紀州街道(孝子越え街道)からすぐ入ってきたところにも門が造られ、
門跡の駕籠をつけた場所に「おかごよせあと」の石碑があります。

こうした吉野さんの説明に「へぇ~」を連発しながらの町場めぐり。
次の写真は大将軍湯というお風呂屋さんです。

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現在も営業しているお風呂屋さんで、今なお薪でお湯を沸かしているとか。
また、このお風呂屋さんの建物は、関西では珍しい建築様式だそうで、
建てるときに関東から職人さんを呼んできたのではないかのとのことです。

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町場をめぐりながら、「古い町並みの残る町場の中にも、
建て替えなどで新しい現代風の家が混じってきており、
昔からの町並みを残していくということはとても難しく、
この町場めぐりも、いつまで皆さんをご案内して
楽しんでいただけることか…」との吉野さんのお話もありましたが、
家が新しくなっても、ポストは昔の懐かしい形のまま。
そんなところに、少し安らぎを覚えた私たちでした。

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続いては、和菓子屋さんの「なかむら」です。
この店の前で、泉州銘菓の時雨羹(しぐれかん)、いわゆる村雨の発祥は、
食野家の台所で番頭さんがつくったものであったとの説明を吉野さんより受けました。
詳しい話は、5月21日にご紹介した「泉州銘菓 『時雨羹(しぐれかん)』(村雨)のお話」
重複するので、割愛しますが、この「なかむら」さんは、時雨羹の製造も
機械化が進む中、昔ながらの手作りで製造していらっしゃるそうです。

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続いてやってきたのが、泉佐野ふるさと町屋館(旧新川家住宅)です。
ここは、泉佐野市の指定文化財になっています。

食野家が全国規模で商いを展開していたのに対し、
この新川家は、地元密着型の商いを行い、栄えた家で、
江戸時代の泉南地域の建築様式を今に伝える貴重な文化財です。

ソトグラ、ザシキ、ブツマはコミュニティースペースとして開放しており、
ソトグラは講演会やミニコンサート、作品展などに、
ザシキ・ブツマは茶会や句会などに利用されているそうです。
私たちが訪れたときは、ソトグラで俳句・俳画展が開催されていました。

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また、私たちが訪れたときに、ちょうど泉佐野歴史館の元館長の
樋野修司先生がいらっしゃったので、さの町場の歴史についてお話を伺い、
この新川家住宅の間取りや建築についてもご説明いただきながら見学しました。

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さの町場は、城下町や寺内町のような区画整理された整然とした
町並みではなく、細い道が複雑に伸び曲がっているので、
道に合わせて家もいびつな形(長方形ではなく台形など)に
建てられたため、2本の梁(はり)なども平行には渡されていないそうです。

見学しながら、またしても「へぇ~」の連発。
大変興味深かったです。

(つづく)

投稿者: あしか 日時: 2006年08月19日 12:27

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